チームワーク

組織風土改革というのは、結局のところ組織を質の高いチームワークが機能するような組織に進化させていくこと、と言い表すことができるように思います。

今回はサッカー、それも史上最強ともいわれるバルセロナというチームのチームワークについての話題にふれてみます。

スポーツ専門誌の「ナンバー」800号にケイタとピントというバルセロナの選手に関する記事が載っています。私の大学生の息子はバルサの大ファンなのでレギュラーではない彼らのことを知っていましたが、かなりのサッカー好きであってもメッシやシャビは知っていてもそれほど有名でもないこの二人のことは知らないと思います。私もこの記事を読むまでは知りませんでした。

この記事によると控えであっても、この二人はバルサにはなくてはならない存在なのだそうです。ケイタは誰が見ても今のバルサには不可欠の存在であるシャビとポジションが重なっていますし、ピントは第二ゴールキーパーの位置づけです。要するにレギュラーではない位置づけなのですが、監督もこの二人を今のバルサになくてはならない存在だといつも言っているようです。

今のバルサは確かに圧倒的に強い。すごい選手が集まっているし技術も戦略も抜きん出ているのは誰の目にも明らかです。でもそれだけではないようです。「ここは今までに見たどんなチームよりも雰囲気がいい」というのです。つまりチームワークの良さがバルサの強さの理由の一つで、それをケイタとピントというレギュラーでない二人の選手がチームの中で果たしている役割にに焦点を当てて説明しているのです。

南アフリカの日本代表もそうでしたし、ワールドカップのなでしこジャパンの時もそうでした。控えの選手が自分が試合に出られない悔しさを乗り越えて率先してチームのために努力をすることで強いチームが作られていく、というセオリーがあることは確かなことのように思います。

質の高いチームワークが機能している組織には必ずと言っても良いほど陰でそれを支えている黒子のような存在がいる、ということを忘れないようにしなくては、と思っています。