混沌の中から新たな秩序を生み出すことを通して進化は起こる

混沌、もしくは混乱と、ものごとの進化、とは、実は切っても切れない関係にあります。

人間は本能的に混乱を嫌います。できることなら混乱は避けたい、と願うのは人としてごく当たり前のことでしょう。

しかし、この混沌を良しとしない人間の本能が進化を妨げる大きな要因になっているのです。
なぜなら、どんな進化でも進化というものは基本的に混乱、もしくは混沌を経てはじめて成し遂げられるという性格を持っているからです。

よく、困って初めて人は本気になる、と言います。この、困る、というのは混乱、もしくは混沌の一種なのです。困ると人は考えます。本気で困れば本気で考えるようになるのです。本気で考えることで、進化は起こります。

平穏な状況だと、そこには大きなエネルギーは存在しませんが、混乱状態だと、そこでは大きなエネルギーがぶつかり合います、このエネルギーのぶつかり合いこそが、進化の源泉になるのです。

混乱混沌なくして進化もまたなし、というのは進化を促進する実践的方法論のひとつだと、私は考えています。