考え抜く社員を増やせ

2009年に単行本として出した「考え抜く社員を増やせ」が文庫本になることになりました。今日が新しく書き足した、「あとがき」の原稿の締切日でした。9月中には出るのではないか、ともいます。

日経から私の名前で出した本はなぜ会社は変われないのか、をはじめ、みんな文庫本として現在も売られています。この本の「考え抜く社員を増やせ」という題名は正直、あまり気に入っていません。そもそも、私は、増やせ!と命令形で人に言うことは普通ありませんし、こういう言い方を好きにはなれません。それにあのブルーの表紙もどこかノウハウ本のようで好きにはなれませんでした。しかし、私は本の題名には口を出さない、と長い間決めていたので出版時には自分の意見は言わなかったのです。しかし、後になって、言うべきだったと反省した、という経緯を持った本です。

文庫本では、題名は変わりませんが、表紙は変わります。それに細かいところにかなり手を入れました。全面改定とは言えませんがかなり読みやすくなったと思います。

もともと数年に一冊しかじっくりと書き込んだ本は書かない私です。その中でも、この本にはかなり思い入れが私にはあるのです。風土改革、という言葉を一切使わずに私たちのやっていることの本質を書こうと努力した本だからです。あとがきでは、福島原発の問題に絡めて、あらためて意味・目的・価値などを考え抜くことの今日的意味について書きました。