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zoom RSS コンプライアンスの問題解決に向けて

<<   作成日時 : 2013/12/31 15:15   >>

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食品への農薬混入の問題がまた年末の新聞を賑わせています。まだ、この問題は本当のところどういう問題なのか不明のようですが、今年もこの種のコンプライアンス関連の問題が何回も新聞で取り上げられています。

こうした問題の多くは内部告発がきっかけで大きな問題に燃え広がっていきます。

そういう意味ではこうした内部告発が出てくる可能性を持つ会社は実は非常に多いのが現状です。日本の中堅規模以上の会社の間違いなく半数以上はこうした危険性を持っている会社だ、と言っても言い過ぎではないでしょう。

小規模の会社なら、それほど大きな問題にはなりませんがそれなりの規模を持っている会社、名前の通った会社なら大変ですね。一度コンプライアンスの問題が起きてしまうとそれがもたらす損失は測り知れませんから。

こうした会社に共通する傾向は基本的に経営に対する根深い不信感が社員の間に蔓延している、ということです。とはいえ、社員が不信感を持っている、といっても別に会社に対して反乱をおこすつもりなど持っているわけではないのです。これは高度成長期とは全く違う傾向でしょう。今、こういう会社に一番多いのは実は不信感が無関心につながっている層なのです。

指示されたことはちゃんとこなす。もらっている給料分は働いています。何かそれで問題はあるのですか?というスタンスがこういう社員の持つ共通の特性です。

こういう社員は自分の周りにバリアを張ってそこから出てこようとはしない。バリアの中の自分に課された役割はきちんと果たしていますから文句はありませんよね、というわけです。こういう社員はバリアの外に対してはそもそも関心を持っていないし持とうともしていません。

こんな状況が生まれているのは何か問題を感じても解決の方策もめどもまったく見当たらない、と多くの社員が感じているからです。自分たちの問題を自分たちが参加することで解決する、という民主主義では当たり前の環境が欠如していることを意味しています。ほとんどの人が何を言っても仕方がない。言うだけ無駄、と感じているからこんな状況が起こるのです。

社員の大勢がこういう社員で占められるようになってしまいますと、コンプライアンスに抵触するような問題が発生しても、そもそも周りに関心がないから気がつく人がいないか仮にいてもきわめて少数です。ですから、気づいた人も見て見ぬふりをしてしまいます。かかわりになどなりたくないし、かかわりあいになって得なことなど何もない。そもそも自分の問題ではない、と思っているのです。

本来、健全な職場では内部にこうした問題に対する抑制機能が働いているものなのです。

こうした問題はまさに企業風土の問題そのものです。コンプライアンス問題はいくらきれい事やべき論で管理を強化しようとしてもそれで防ぎきれることはありません。膨大なコストがかかる割には再発するのが一般的です。

今日は2013年最後の日ですが、今年多かったのはコンプライアンスの問題が組織風土の問題だと問題の本質を感じ取った経営層が組織風土改革をスタートさせる会社でした。こうした傾向はたぶん来年はもっと多kなるのだろうと思われます。



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