正論は事実・実態とかけ離れる

正論、今まで私が精神論と表現してきたものは、日常的には正論と表現されることが多いことにある方の示唆で気付きました。 確かに、精神論というのは多くの場合、正論なのですね。 この正論、というのは誰もが知っているように、事実・実態に則っているわけではありません。というのは事実・実態というのは多様性を持ち、多くの場合デコボコで揺らいでいるものなのに、正論とは読んで字のごとく確かに「正しい」け…

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同じ土俵の上で戦う

一口で対立、と言っても、同じ土俵の上で争うそれと、そうでない場合とでは争いの質がまったく違うように思います。 同じ土俵の上で争う、というのは共通のルールで、紳士的に争う、という意味であり、争う目的が相手を徹底的に打ちのめすことにあるのではなく、対立をアウフヘーベンすることによって、新たな価値を創造するところにある、ということです。 当然対立のための対立ではありませんから、お互いに相手…

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JALの再生

最近、いろいろなところで話題に出るのがJALの再生です。たいていの人はあれだけの短期間で再生ができたことを称賛します。たしかに信じられないほどの短期間で再生がなったのは私も素晴らしいことだと思っています。ただ、だからといって稲森さんのやり方がすべて良かったのかと言うとそうでもないのではないか、というのが現時点での私の意見です。 もちろん、仕事としてJALと関係を持っているわけではありません…

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人材デューデリ

デューディリジェンス(Due diligence)という言葉は一般にはあまりなじみのない言葉です。ただ、投資やM&Aなどに関心のある方なら聞いたことはあるかもしれません。 デューディリジェンスというのはこうしたM&Aなどの取引に際して行われる、対象企業や不動産・金融商品など、資産の調査活動のことを言うのです。 じつはこのM&Aに際しての調査活動では、対象企業がどのような動産、不動産な…

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経営と社員とが一つのチームとなる

今、日本の企業社会を覆っている最も大きな問題のひとつは、社員の会社に対するロイヤリティが非常に低下してきていることだと思います。 かつて、高度成長の時代、日本では、多くの会社人は会社と共に人生を設計し、人生を歩んできたのです。そういう状態ですから会社との一体感を強く持っていたのが日本企業の強みではあったのですが、1980年代にもなると、会社べったりの状況が会社に対する過剰な依存体質をもたら…

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プロフェッショナルなチームワークについて

チームワークについては今まで既にこのブログでも何回か触れたことがあったように記憶しています。しかし、ある意味では質の高い組織を有り様を考えるとき、最も大切な概念でもあるので、最近考えていることを書いてみます。 言うまでもなく、チームワークが大切、といっても人が集まれば必ずしもいつも必要とされるものではないと思います。というのも、特に共通する目的を持たない人間同士を一つの単位として見るとき(…

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新しい本

神戸大学の金井さんとの共著本が、今、進行中です。先週の週末の連休を使って、序章の概観を大まかにですが書き上げました。 昨年の6月、神戸大学で行ったシンポジューム、元いすゞ社長の稲生さんと、同じく元部長の北村三郎さんと私、そして金井さんとで講演とパネルディスカッションを行いました。 今回そこで語られたストーリーを基に、金井さんと共著本を出すことになったのです。 20年前、いすゞで…

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